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この図は数年ごとにOXFAM(オックスファム)というNGOが発表している「These 10 companies control everything you buy」の2017年版です。世界で日々買われている飲料や食品ブランドは、ネスレ、ペプシコ、コカ・コーラ、ユニリーバ、ダノン、ケロッグ、ゼネラル・ミルズ、マーズ、アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(ABF)、モンデリーズの10社に支配されているというものです。
スーパーやコンビニでよく目にする会社ばかりですが、ゼネラル・ミルズはハーゲンダッツを、ABFはトワイニングを、モンデリーズはナビスコを所有している会社と言った方が分かりやすいかもしれません。3年前のものと比べるとP&GとJ&Jの2社が消えてABFとモンデリーズが新たに加わっています。M&Aもあるし会社間でのブランドの売買も活発なのでファッション業界同様より大きな会社が生まれているようです。食品・飲料業界で寡占化が進むということは味の画一化にもつながるので味気ない気もしますが、これが現代の潮流なのかもしれません。
これらの10社がどういう基準で選ばれたのかは明確にはされていません。私もこの中の2つの会社に在籍した経験があり、代理店時代には他の2社の仕事をしたことがあります。各社とも優れた製品、特長ある歴史、社風・システムを持っていると思います。残念ながら(もしくは幸いなことに)日本の飲料・食品大手の名前はこのチャートにありません。もともと食品や飲料は嗜好の違いや保存の問題でローカルな産業でした。それが食文化のグローバル化や加工/保存技術の進歩で国籍をまたいだ産業に発展し、強力な国際ブランドを持つ上記の10会社のように世界市場で覇権を争うようになりました。日本にもアジア市場でビジネス基盤を拡大しつつある食品メーカー、飲料メーカーが何社もあります。いつかこのチャートで日本の会社名を見たいものだと思います。
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