マーケティング爺のひとりごと

外資系7社でチューインガムから抗癌剤までのマーケティングを生業としていた引退老人です。使えそうなデータや分析、気になった出来事、思い出、日々思うことなどをボケ防止のため綴っています。にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
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2023年06月

スポーツ界は年々大型化し、長身で体躯の立派な選手が増えています。でも女子ゴルフ界では小柄な選手たちが活躍中です。JLPGA登録選手の身長の低い選手のリストを作成してみました。152センチと153センチにたくさんのプロがいるので長いリストになりました。ちなみに日本人女性の平均身長は158センチだそうです。(単位:cm)
1. 大須賀 望(146)
2. 枝尾 あかね(148)
3. 林 綾香(148)
4. 馬場 ゆかり(149)
5. 国本 百恵(150)
6. 西村 優菜(150)
7. 山下 美夢有(150)
8. 川原 由維(150)
9. 田中 瑞希(151)
10. 浅井 咲希(151)
11. 大出 端月(151)
12. 小林 由枝(152)
13. 柏井 麻衣(152)
14. 吉本 ひかる(152)
15. 中園 美香(152)
16. 遠藤 冴子(152)
17. 廣田 真優(152)
18. 青木 瀬令奈(153)
19. 有田 由香(153)
20. 高橋 紀乃(153)
21. 土肥 功留美(153)
22. 吉野 茜(153)
23. 原田 香里(153)
24. 古江 彩佳(153)
25. 大江 香織(153)
26. 中村 香織(153)
27. プリンセス・スペラル(153)
長い間150センチ未満の選手の中では149センチの馬場ゆかりプロがメジャーを含む3勝を挙げるなどして有名でしたが、今年はツアールーキーの大須賀プロが146センチと記録を作りました。短躯ながら飛距離もあり魅力的な選手です。今年の平均ストローク(9試合)は71.9096と立派です。写真はルートインカップでプレイオフで敗れて2位になった大須賀プロ。
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小柄な選手でも昨年からランキングトップを走る山下プロの10勝、古江プロと原田プロの7勝、西村プロの6勝、青木プロの4勝、大江プロと馬場プロの3勝など上記の選手でレギュラーツアー42勝を挙げています。頑張れ!おチビちゃんたち。


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専業主夫の手抜き料理 (2)

老人こそタンパク質を摂らねばと夕食は肉か魚にするのだけれど、肉はともかく魚料理のレパートリーが少なくワンパターン化してくるのでで苦労している。魚をさばけないし一尾買っても老夫婦には手に余ることもあるので結局切り身になってしまう。調理済みの魚の宅配コースに入ったのだけれど、数か月で飽きた。便利なのだが煮魚の味付けがいつも同じで代わり映えしないのと、焼き魚は冷凍を解凍してオーブンであぶってもとあのパリッとした食感はない。仕方がないのでまた切り身に戻る。
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今日はブリの切り身。今は養殖があるのでいつでも手に入る。
いつだったかBSフジの植野食堂で見た大崎魚玉のぶりの照焼きにトライする。塩を振って水気を取り醤油とみりんにつけるのはいつもと同じ手順。焼くのもいつも通り。上から焼くサラマンダーがないので我が家はフライパンで。最後の仕上げはうなぎの蒲焼きのタレ。こってりしていていつものより美味しい。蒲焼のタレも効いたのだろうが、やっぱりスーパーの切り身ではなく魚屋で厚く切ったの手に入れるのが一番と気づく。素材なんだね、和食は。はい、典型的な高齢者の夕食でした。おしまい。


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歩く速度は速いと思っていた。50代の時でも通勤時に人に追い抜かれたことはなかった。最近は中年サラリーマンに追い抜かれる。今日は女子高生が横を通過していった。女高生は若くて元気だし、足も長いし… 抜かれても仕方ないか。でも衰えを感じる瞬間。
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最近ネット調査の質問票でも「以前と比べて食が細くなりましたか」などに加えて「前よりも歩く速度が遅くなったと感じることがありますか」などと聞かれることが増えた。歩行速度も老化のバロメーターなのだろう。ジジイにこんな質問しやがってと思いながら、意地でも「はい」は押さない。早く歩いているつもりでも腿が上がらなくなった実感はある。躓きそうになることも増えたので、つま先が上がった靴や靴底が突っ掛からない靴を履くようになった。

先日はフレイル(加齢による心身の衰え)を予防するために定期的な運動をスマートフォンでAIがチェックするソフトを入れた。歩数や歩行距離、移動距離、運動時間、消費カロリーなどを測定しフレイルリスクをグラフで可視化しようというものだ。AIに鞭打たれながら歩数を気にしながら歩いたり運動するのは癪だが、こんなことでもしないと動くことが面倒な年齢になってしまった。

一日一万歩を目指していた時期もあったが、歩きすぎは老人にはよくないという説もある。歳をとったのだから年齢にふさわしく、老人らしくゆったり歩くのも良いのではないか。なんかその方が人生を楽しんでいるように映るのではないか。明日からは歩数を忘れてゆっくり歩くことにしよう。


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最近の女子プロゴルフは下部ツアーであるステップ・アップ・ツアーが面白い。試合数も年々増え今年は全部で23試合もあり、スカイA で全試合の中継があるので朝からテレビにくぎ付けになる。レギュラー・ツアーも観戦するが、最終日の中継がほとんど録画であるのはいただけない。ネットニュースで誰が勝ったか分かっている試合は見る気が失せるときがある。これは協会とテレビ局に何とかしてもらいたいが、現在の両者の関係を考えると無理だと思う。その上20‐21年シーズンの稲見萌寧、昨シーズンの山下美夢有のような圧倒的に強い選手が勝ちまくると「勝負はついたな」とテレビで結果を確認するのを止める時があった。

その点ステップ・アップ・ツアーは全部生中継でリアル感が違う。テレビの強みは同時性だ。ステップにも昨年の桜井心那(5勝)やその前のリ・ハナ(3勝)、ヌック・スカパン(4勝)、河本結(4勝)など強い選手が続出するが、参加選手層が幅広いので見ていて楽しい。当然プロテストに通ったばかりの若い選手が多いしアマチュアの中高生もいるが、レギュラー復帰を目指すベテランも多くいる。ステップに出ているベテラン選手を年齢順に並べると…

1. 斎藤 裕子(55)
2. 鬼澤 信子(53)
3. 大竹 エイカ(51)
4. 山本 薫里(49)
5. 表 純子(49)
6. 木佐貫 めぐみ(47)
7. 佐々木 慶子(46)
8. 新坂上 ゆう子(46)
9. 福嶋 浩子(45)
10. 酒井 千絵(45)
11. 佐藤 靖子(44)
12. 李 知姫(44)
13. 西山 ゆかり(41)
14. 福田 侑子(41)
15. 坂之下 侑子(41)

15人中10人はレジェンズツアーの常連でもある。ステップとレジェンズの両方に出て試合勘を維持しようという意欲的なプロということもできる。先週のユピテル静岡新聞SBSレディーズにも上記のうち8人のプロが参加していて、福田、佐藤、斎藤の3プロは予選をクリアしていた。ツアー23勝の李知姫プロがこの数試合連続でステップに出ているのはうれしい驚きだ。酒井プロは今月レジェンズデビューで初Vを獲得したし、一昨年は佐藤靖子プロがプロ22年目で涙の初優勝を飾った。鬼澤プロはステップ、レギュラー、レジェンズの三ツアーで勝った唯一の選手だ。皆さんまだ距離が出るし小技もうまくて見ていて飽きないし参考になる。
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写真はママさんプロでもある佐藤靖子選手。少し前に佐々木慶子プロと一緒にゴルフサバイバルに「おばさんパワーで頑張るぞー」と出演していた。今週はレギュラーのアースモンダミンに出場し初日2アンダーと好調だ。他にも福田侑子選手と西山ゆかり選手も出ている。ステップ・アップ・ツアーはこれから一ヵ月間試合がない。皆さんゆっくり体を休めて次の青森での試合に元気な姿と熟練の技を見せてほしい。


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記憶に残っているテレビ番組 (8)

1985年秋の改編期に新しい番組が始まった。テレビ朝日の「ニュースステーション」だ。それまで夜の10時という時間帯は民放はドラマやバラエティー、野球中継一色で、この時間に報道番組なんて誰も予想しなかった。NHKに夜9時から「ニュースセンター9時」という磯村尚徳や木村太郎をキャスターとする人気番組があり、これを見ておけばその日のニュースは全部分かるという状態だったからだ。

「ニュースセンター9時」もNHKとしてはくだけたニュース番組だったが、テレ朝はもっとカジュアルな報道番組を狙って、「ザ・ベストテン」や「ぴったしカン・カン」の司会で元TBSの人気アナウンサーだった久米宏をメインMCに据えた。エンタテインメント系のイメージが強かった久米の起用とサブMCの小宮悦子や後の渡辺真理とのコンビも番組の魅力を補強していた。
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もともと久米宏はTBSラジオのアナウンサーで、私が大学生の頃毎週聴いていた「永六輔の土曜ワイドラジオTokyo」の中継レポーターだった。しょっちゅうダジャレを飛ばしていて西伊豆からの中継を「西伊豆は細長くてまるで万年筆のようです。西伊豆・ア・ペン」で始めたのを今でも覚えている。当時から軽快で早口のしゃべりが特徴で、ラジオ媒体の強みを熟知していて彼が中継すると語りとマイクが拾う音で光景が手に取るように見える稀有なアナウンサーだった。だから「ぴったしカン・カン」でテレビに出たときは少しがっかりした。

「ニュースステーション」ではNHKを意識してか権力に対して批判的なスタンスをとることも多く、久米宏の個人的な意見も随所に挿入されていた。これに対しては反論や批判も多かったが、メディアの存在価値はそこ(権力を見張る人)にあると思うので今のように忖度ばかりしている報道よりは余程マシだったと思う。

2004年までの20年間で延べ4795回放送され、平均視聴率が14.4%は夜10時からの報道番組としては大成功だった。MCと小宮悦子や渡辺真理などのサブMC以外にも朝岡聡、
渡辺宜嗣、長島三奈、丸川珠代、上山千穂などの局アナが華を添えた。その後浅岡アナはフリーアナに、渡辺アナは定年後も局に残り、長島アナは退局し、丸川アナは国会議員になった。1999年当時新人アナだった上山千穂だけが現役で、今ではエグゼクティブアナウンサーになっているくらいだから時間が流れたことを実感させられる。チャーミングなアナウンサーだった(過去形でごめん)。下は当時と現在の上山アナ。
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番組は古舘伊知郎がMCを務める「報道ステーション」に引き継がれたが、番組の色合いはキャスターで大きく変わりその後番組を見ることはなくなってしまった。


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下手なままだけれどゴルフは続けている。テレビの中継も見るけれど最近は下部ツアーのステップアップツアーの方が面白い。スカイA で全試合の中継があるので午前中と午後はくぎ付けになる。当然若い選手が多いしアマチュアの学生もいるしレギュラー復帰を目指すベテランもいる。おかげで大半の選手が分かるようになった。飛距離の落ちた老人は若い選手が華奢な体ながら飛ばすのを見て、「細いけど飛ぶなあ~」と思いながらLPGAのサイトからデータを拾い、細身プロのランキングを暇に飽かせて作ってみた。BMIランキングですね。もし漏れているプロがいたらごめんなさい。

1. 常 文恵(17.99)
2. 平野 ジェニファー(18.36)
3. 鎌田 ハニー(18.37)
4. エイミー・コガ(18.40)
5. 金田 久美子(18.51)
6. 米澤 有(18.78)
7. 鶴岡 果恋(18.87)
8. 木戸 愛(18.93)
9. 松森 彩夏(19.03)
10. 臼井 麗香(19.23)  
11. 川崎 志穂(19.38)
11. 辻村 明日香(19.38)
13. 原 英莉花(19.38)

上記13人のうち8人がBMIが19未満の女子プロです。17とか18というのはアスリートでない普通の女性でも細い方です(ちなみにWHOの定義では18.5未満が痩せです)。数年前は岸部桃子プロが1位でしたが、トレーニングで体重を増やしヘッドスピードも3m上がり、ステップ2勝目を挙げてその後レギュラーのシードも獲得しましたが、BMIも上がってランク外となりました。その後金田プロがトップでしたが、現在は常文恵プロがただ一人17台のBMIです。細身でクルッと手首を返すようなユニークなフィニッシュをとる選手です。身長175.3センチのアマチュアの馬場咲希選手が今の体型のままプロになったら多分1位でしょうね。

アスリートでBMIが低いというのは自慢にはならないでしょうが、通常は身長の高い人が低BMIという印象です。しかし上記の13人のうち身長が170センチを超えているのはエイミー・コガ選手(176)、原英莉花選手(173)、木戸愛選手(172)と170センチの常文恵、川崎志穂、松森彩夏、辻村明須香選手だけです。それだけ他の6人は瘦身だということですね。平野ジェニファー選手は47キロ、臼井麗香選手は48キロ、金田久美子選手は51キロ、常文恵選手と鶴岡果恋選手は52キロいう体重です。この体重で普通の男性より飛ばすのですからすごいですね。そんなことを考えながら老人は今日もステップアップツアー中継を見ています。

画像は常文恵プロです(本人のインスタより)。身長170センチ、体重52キロ。
2023-06-13
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菓子の仕事を15年間していたので引退した今でも菓子業界が気になる。2022年の菓子統計が発表されたので久しぶりに数字を追いかけてみた。

昨年の我が国の菓子類小売り金額は3兆4361億円で対前年比は+4.2%と前年に続き2年伸長し、コロナで落ち込んだ分を取り戻しつつある。2022年は小麦粉や油の値上がり、エネルギー価格の上昇、輸送費の高騰があり菓子メーカーが値上げをしたことも小売り金額上昇の一因でもあるが。
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最大のカテゴリーはチョコレートで5750億円。その後をスナック菓子、和生菓子、洋生菓子、ビスケット、米菓が続く。ちょっと待った。私が菓子の仕事に従事していたころ、四半世紀も前だけど、トップは和生菓子で次が洋生菓子、チョコレートはいつも3番目だった。チョコレートが大きく伸びたこともあるが、和生菓子と洋生菓子が縮んだと言った方が正解だろう。1995年と比べると洋生菓子が25%、和生菓子が18%下降している。需要不足と生産現場の人材人員不足が原因と思われる。同期間でチョコレートは36%成長している。直近10年の伸長率はこんな感じになる。
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チョコレート、スナック菓子、ビスケットはコンスタントに伸び続け、チューインガムは下降し続けている。チューインガムは95年比でマイナス60%と悲惨な状態だ。ガムメーカーはグミやミント菓子に市場を奪われたと言い訳がましく言っている。確かにグミは伸びているが、グミやミント菓子を含む飴菓子自体はこの10年ほぼ横ばいなので、ガムだけでなくキャンディもグミの影響を受けていると考えるべきだろう。

キャンディ専業メーカーであるカンロはこのまま若年層のあめ離れが進むと市場全体が縮小すると危惧して、Z世代に向けて「飴の原体験共創プロジェクト」を高校生と共に開始した。ガムメーカーも「歯周病予防にチューインガムは有効」というキャンペーンを歯科医院などで行っているが効果のほどはまだ分からない。

菓子市場トータルで見るとこの30年間大きな変化はなく3兆円強の市場である。しかし好調な分野とそうでない分野が存在する。新規の素材・原材料や製法などもあまりない市場なのでメーカーの機能性商品を中心とした新製品開発がカテゴリーの浮沈を分けているのは、新製品の多いチョコレートやスナック菓子の好調さを見ればわかる。インバウンド需要がしばらくは期待できないのであれば、ECなどのさらなる販路開拓や高齢者向けの機能性商品や健康商品の開発などメーカーができることはまだありそうな気がする、と最近は固いせんべいを敬遠しがちなジジイは思うのですが。



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専業主夫の手抜き料理 (1)

専業主夫を長くやっていると手抜き料理が増えます。でもレトルトばかりでは飽きるので、先日はタンドリチキンを作りました。と言っても、タンドリパウダーにヨーグルトとレモンを混ぜ、一晩寝かせてオーブンで焼くだけですが…
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簡単でおいしいのですがレストランで出されるタンドリチキンとは微妙に違う。どうも段取りを間違えたらしい。ということで、これはタンドリチキンではなくダンドリチキンと名付けました。
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先日地域のゴルフコンペがあり表彰式の時に次回から連絡はLINEにしようと幹事から提案があった。約30人のグループでLINEをしていないのはたった一人だけだった。彼は周りの助けを得ながらその場でLINE登録をした。平均年齢が60代半ばの集団でもこの浸透度だからLINE恐るべし。

そういう私も友人や離れた家族とはLINEで連絡するし、学生時代の同窓生との連絡や打ち合わせはLINEとZOOM会議がほとんどでメールの使用はめっきり減ってしまった。モビルス(株)が最近発表した調査によると20歳以上の男女の77%が普段LINEを使っていて断トツのNo.1のSNSである。ちなみに2位のYouTubeが67%、3位のTwitterが50%、4位のInstagramが43%だ。驚くべきは60代の85%、70代の75%がLINEを使っていることだ。
2023-05-30 (1)
20~50代でもLINEの使用率は高いので高齢者だけに強いFacebookのようにはならないとは思うが、それでも60代の85%は驚きだ。高齢者は携帯電話と固定電話の使用率も断トツに高い。シニア層では通話定額サービスなどを利用しての予約や問い合わせに音声による連絡手段がいまだ主流であるのに対し、若年層ではLINE電話など非通信業者の利用率が高いのと、20代、30代では固定だけでなく携帯での音声通話を利用しない人が30%も存在する。確かに街で若い人が電話しているのをあまり見ない。たいていは黙々とLINEでメッセージを打っている。非音声コミュニケーションが中心になっているのだろうか。

LINEがメールにとって代わり、若い人の間では電話の代わりになった(かつ無料だ)。LINEは日本独自のSNSだが友人やグループ間でのコミュニケーション以外にどういう使われ方をしているのだろうか。考えられるのは情報収集やクーポン・割引情報のための利用だ。ユーザーの85%はいくつかの企業や組織の公式アカウントに登録している。平均で10くらいだろうか。
2023-06-01
登録が多いのはショッピング(64%)、メーカー(48%)、飲食店(41%)などだが、シニア層では行政・自治体や医療機関も上位に来ている。数えてみたら私も18の公式アカウントに登録していた。最近は多くのセールスキャンペーンがLINE上で実施されているし、LINE経由でしか配布されない情報や購入できない特売商品が増えているような気がする。
2023-06-01 (2)
同調査によると、LINEの公式アカウントに最も求められているのはクーポンや割引情報だ。二番目がサービスの最新情報。高齢者間では不明点の問い合わせの需要も多い。今のLINEは折り込みチラシやコールセンターの役割を担っているようにも見える。この点がLINEが浸透した理由かもしれない。私のような後期高齢者でもドラッグストアに行く前にクーポンを確認し、店頭でスマホの画面を提示して1割前後の割引で買うのは日常になってしまった。LINE恐るべし。


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