速報ではあるが2024年の東京都区部の消費者物価指数が発表された。総合指数が対前年比+2.3%、生鮮食品除きでは+2.1%、生鮮を除いた食品が+3.7%となっている。これで3年連続で物価上昇率は2%を超えたことになる。

しかし年間で物価上昇はたったの2.3%、食品(生鮮品除き)が3.7%しか上がっていないというのは毎日買い物をする専業主夫としては納得できない。生鮮では野菜が26%、果物が17%上がったと言う報道はあるが、非生鮮品でも加工食品や飲料が大きく値上がりしている。コメも27%アップと言う記録的な数字だが、今調べたら米は精米したものでも生鮮食品に入るのだそうだ。知らなかった。その他にも小麦粉や油脂やミルクを使った商品は二けたの値上げをしているし、今年値上げされた食品12500品目の平均値上げ率が17%とされているので総合の2.3%と生鮮除きの食品の+3.7%はどう見ても低い。

もちろん値段が上がっていない製品もたくさんあるのだが、購買者は上がったものばかりに目が向くものだ。いつも買うコーヒー豆やオリーブオイルなどは前年の二倍になっているし、生協が配達してくれる「つや姫」は5キロで夏には2538円だったが先月は4082円と61%も上がっていた。
そんなことを考えながら、今年の買い物がすべて終了したので我が家のエクセル家計簿で値上げ率を検証してみた。
2024年の食費は90万円でひと月当たりにすると75000円、65歳以上の無職夫婦二人世帯の2023年平均(72930円)より2000円多いだけだ。確か75歳以上世帯の平均はは60000円位だったと記憶している。平均値も今年はもうすこし上がっていると思はうけど。対前年比は+4.4%、生鮮三品を除くと+9.5%で、ほら+3.7%では収まっていない。
わが家の食費の中で一番の支出は菓子類で月平均で約10000円、食費の12%を占める。いくら昔菓子の仕事をしていたとしても少し多すぎるかも。その次が野菜と総菜類で月に約9000円。菓子類の対前年伸び率は4.9%、野菜は13.7%増えたが総菜類は-9.2%と縮んだ。野菜は毎日10品くらいとっているので今年の値上がりを考えたら仕方ないかもしれない。
食費の中で野菜に続くのは魚類、冷凍食品、飲料、果物、パン、外食だ。この中で伸び率が大きかったのは冷凍食品の56%、パンの29%と外食の14%。冷凍食品はお取り寄せと手抜き料理が増えたためで、パンは小麦粉の値上がりとちょっとおいしいパンをとグレードを上げたのが理由だ。外食は同窓会がいくつかあったので仕方ない。

値上げの要因としては上の図で分かるように全部の要素が上がった。原材料も人件費も物流費も上がれば値上げは仕方ないか。前年と比べると人件費理由が3倍となり、円安要因が2.5倍となっている。つまり円安で石油が上がり、それが輸入原材料と包装資材と輸送費を押し上げ、物価が上がったために賃金を上げざるを得なかったという構造が見て取れる。この構造はあと数年は続くだろう。政府が望んだ形ではなくデフレが終わりインフレが始まるということだ。
食費以外では雑貨・日用品が10%増えた。紙製品や洗剤の値上げが大きかった。月2ペースで行ったゴルフ代も10%増えた。それらを帳消しにしてくれたのが光熱費だ。電気代が-5.8%、ガス代+給湯費が-9.6%、水道代が-4.3%と政府の補助金もあって下がったため光熱費合計でも-7.4%となり、月4万円台だった光熱費が3年ぶりに3万円台まで落ちた。加えて今年は車検がなかったことで16万ほど浮いた。
生鮮食品の野菜と果物は支出が増えたが、肉類と魚類は-18%、-23%と激減した。値上がりのせいもあるが歳のせいか肉を食べようという意欲が落ちたし、魚は前年にサブスクをやめたことが効いている。今年は何とか消費支出を前年以下に抑えられたが、これ以上インフレと戦うのは無理じゃないかと思う。残された短い人生あまり節約ばかりでは楽しくないし、食事と趣味をケチったら何のための人生かわからなくなる。健康なうちが花ですものね。

しかし年間で物価上昇はたったの2.3%、食品(生鮮品除き)が3.7%しか上がっていないというのは毎日買い物をする専業主夫としては納得できない。生鮮では野菜が26%、果物が17%上がったと言う報道はあるが、非生鮮品でも加工食品や飲料が大きく値上がりしている。コメも27%アップと言う記録的な数字だが、今調べたら米は精米したものでも生鮮食品に入るのだそうだ。知らなかった。その他にも小麦粉や油脂やミルクを使った商品は二けたの値上げをしているし、今年値上げされた食品12500品目の平均値上げ率が17%とされているので総合の2.3%と生鮮除きの食品の+3.7%はどう見ても低い。

もちろん値段が上がっていない製品もたくさんあるのだが、購買者は上がったものばかりに目が向くものだ。いつも買うコーヒー豆やオリーブオイルなどは前年の二倍になっているし、生協が配達してくれる「つや姫」は5キロで夏には2538円だったが先月は4082円と61%も上がっていた。
そんなことを考えながら、今年の買い物がすべて終了したので我が家のエクセル家計簿で値上げ率を検証してみた。
2024年の食費は90万円でひと月当たりにすると75000円、65歳以上の無職夫婦二人世帯の2023年平均(72930円)より2000円多いだけだ。確か75歳以上世帯の平均はは60000円位だったと記憶している。平均値も今年はもうすこし上がっていると思はうけど。対前年比は+4.4%、生鮮三品を除くと+9.5%で、ほら+3.7%では収まっていない。
わが家の食費の中で一番の支出は菓子類で月平均で約10000円、食費の12%を占める。いくら昔菓子の仕事をしていたとしても少し多すぎるかも。その次が野菜と総菜類で月に約9000円。菓子類の対前年伸び率は4.9%、野菜は13.7%増えたが総菜類は-9.2%と縮んだ。野菜は毎日10品くらいとっているので今年の値上がりを考えたら仕方ないかもしれない。
食費の中で野菜に続くのは魚類、冷凍食品、飲料、果物、パン、外食だ。この中で伸び率が大きかったのは冷凍食品の56%、パンの29%と外食の14%。冷凍食品はお取り寄せと手抜き料理が増えたためで、パンは小麦粉の値上がりとちょっとおいしいパンをとグレードを上げたのが理由だ。外食は同窓会がいくつかあったので仕方ない。

値上げの要因としては上の図で分かるように全部の要素が上がった。原材料も人件費も物流費も上がれば値上げは仕方ないか。前年と比べると人件費理由が3倍となり、円安要因が2.5倍となっている。つまり円安で石油が上がり、それが輸入原材料と包装資材と輸送費を押し上げ、物価が上がったために賃金を上げざるを得なかったという構造が見て取れる。この構造はあと数年は続くだろう。政府が望んだ形ではなくデフレが終わりインフレが始まるということだ。
食費以外では雑貨・日用品が10%増えた。紙製品や洗剤の値上げが大きかった。月2ペースで行ったゴルフ代も10%増えた。それらを帳消しにしてくれたのが光熱費だ。電気代が-5.8%、ガス代+給湯費が-9.6%、水道代が-4.3%と政府の補助金もあって下がったため光熱費合計でも-7.4%となり、月4万円台だった光熱費が3年ぶりに3万円台まで落ちた。加えて今年は車検がなかったことで16万ほど浮いた。
生鮮食品の野菜と果物は支出が増えたが、肉類と魚類は-18%、-23%と激減した。値上がりのせいもあるが歳のせいか肉を食べようという意欲が落ちたし、魚は前年にサブスクをやめたことが効いている。今年は何とか消費支出を前年以下に抑えられたが、これ以上インフレと戦うのは無理じゃないかと思う。残された短い人生あまり節約ばかりでは楽しくないし、食事と趣味をケチったら何のための人生かわからなくなる。健康なうちが花ですものね。





