4月からプラごみの出し方が変わると横浜市からの案内が来た。去年から市内の9区で試行したものを全市に展開するという。そのあとに市の広報誌でも告知をするくらいだから市としても力を入れているのだろう。「ヨコハマ プラ5.3計画」というスローガンが掲げられ、燃やすごみに含まれるプラスティックを年間で市民一人当たり5.3kg削減するのが目的だという。

年間一人当たり5.3kgだと二人世帯では10.6kg。一日当たり29グラムのプラごみを減らすのは毎日ごみを分別して捨てている老人世帯にとってはかなりアグレッシブな目標に思える。17年も専業主夫をやっているが、毎日買い物をすれば肉や魚だけでなく何種類かの野菜は石油由来の包装紙に包まれているし、調味料はほとんどがプラ容器だ。プラスティック資源をリサイクルして再生させようというのは理解できるが、これだけ多岐にわたって利用されているとアルミ缶のように97%再生というわけにはいかないだろう。
ごみの分別にも時間を使わねばならない。横浜市の場合はガイドラインが時々変わるのだ。昔引っ越してきたころは市の焼却炉は強力だから何でも燃やせると言われ、細かい分別は要求されなかった。プラが適当に混ざっている方が焼却温度が上がって燃費節約にもつながると聞いた。そのうち細かく分別指示が出て、それが時々変更される。食品ラップ、タッパー、食品保存袋やプラスティックのスプーンなどはリサイクルできるゴミだと思っていたら2022年のガイドラインでは燃えるゴミに分類されていた。今年の4月からはラップ、ポリ袋、チャック付き保存袋はプラスティック資源に分類し直されている。つまり燃えるゴミではなく再生されるプラごみになるのだ。

これでは毎回ゴミを捨てるたびにマニュアルを読まねばならない。多くの人は今まで通りの分類をするだろう。マンションのゴミ置き場では毎回回収前に清掃員のおじさんが全部のプラごみの袋を開けて確認作業をしている。先月ごみ収集業者が管理不適切とされて市から業務改善命令を受けたらしく新しい業者に変わった。市が業者に管理の徹底を求め、管理業者がマンションの管理組合・清掃員に更なる徹底を依頼したための作業だと思う。他人のゴミをチェックさせるのは気の毒だと思う。
マイクロプラスチックが問題となりプラ製品やPETを避ける消費者も増えている。こんな水際作戦をとるより元を規制したほうが効率的なのではなかろうか。ポリ袋をやめてマイバッグに切り替えた人も多いのだから、プラスティック・トレーでなく経木を使うとか、プラボトルでなく再利用が簡単なガラスボトルに変えるなどを行政がリードして徹底すればプラゴミの量は減るのではなかろうか。私の世代は昔そうやって暮らしていたのだからできないことではないと思うのだが。

年間一人当たり5.3kgだと二人世帯では10.6kg。一日当たり29グラムのプラごみを減らすのは毎日ごみを分別して捨てている老人世帯にとってはかなりアグレッシブな目標に思える。17年も専業主夫をやっているが、毎日買い物をすれば肉や魚だけでなく何種類かの野菜は石油由来の包装紙に包まれているし、調味料はほとんどがプラ容器だ。プラスティック資源をリサイクルして再生させようというのは理解できるが、これだけ多岐にわたって利用されているとアルミ缶のように97%再生というわけにはいかないだろう。
ごみの分別にも時間を使わねばならない。横浜市の場合はガイドラインが時々変わるのだ。昔引っ越してきたころは市の焼却炉は強力だから何でも燃やせると言われ、細かい分別は要求されなかった。プラが適当に混ざっている方が焼却温度が上がって燃費節約にもつながると聞いた。そのうち細かく分別指示が出て、それが時々変更される。食品ラップ、タッパー、食品保存袋やプラスティックのスプーンなどはリサイクルできるゴミだと思っていたら2022年のガイドラインでは燃えるゴミに分類されていた。今年の4月からはラップ、ポリ袋、チャック付き保存袋はプラスティック資源に分類し直されている。つまり燃えるゴミではなく再生されるプラごみになるのだ。

これでは毎回ゴミを捨てるたびにマニュアルを読まねばならない。多くの人は今まで通りの分類をするだろう。マンションのゴミ置き場では毎回回収前に清掃員のおじさんが全部のプラごみの袋を開けて確認作業をしている。先月ごみ収集業者が管理不適切とされて市から業務改善命令を受けたらしく新しい業者に変わった。市が業者に管理の徹底を求め、管理業者がマンションの管理組合・清掃員に更なる徹底を依頼したための作業だと思う。他人のゴミをチェックさせるのは気の毒だと思う。
マイクロプラスチックが問題となりプラ製品やPETを避ける消費者も増えている。こんな水際作戦をとるより元を規制したほうが効率的なのではなかろうか。ポリ袋をやめてマイバッグに切り替えた人も多いのだから、プラスティック・トレーでなく経木を使うとか、プラボトルでなく再利用が簡単なガラスボトルに変えるなどを行政がリードして徹底すればプラゴミの量は減るのではなかろうか。私の世代は昔そうやって暮らしていたのだからできないことではないと思うのだが。



