9月半ばになっても毎日暑い。人に会うたびに「いつまでも暑いですね」と挨拶し、老人たちは「この季節でこの暑さは体にこたえる」と返す。私の部屋は南西向きなので朝から夕方まで日差しが入り、毎日エアコンをつけっぱなしにしないと生きていけそうにない。昨夏も史上最高の暑さだったが、今年もほぼ同じ平均気温だった。

窓には半透明フィルムを貼り、レースと遮光カーテンを使っているのだがそれでも暑い。エアコンを使わないと朝起きた時の室内温度が33度の時もあった。シーツと枕と掛布団は汗まみれ。マンションは密閉性と保温性に優れているとはいえ暑すぎる。YKKのデータによると夏の暑さの74%は窓から流入するのだという。冬の熱流出の50%も窓からだという。わが家でも夏暑く冬寒いので二重ガラス窓にしようかとか、内窓を設置しようかとか考えたがコストや見ばえを考えてまだ決断に至っていない。

現在住んでいるマンションも築31年目に入り窓に関するクレームも多い。窓の密閉性が劣化してすき間風が入る、サッシの遮音性が悪い、強風時にガタガタ鳴る、サッシのゴムパッキンの劣化がひどい、などなど。現在来年の大規模修繕に向けて修繕案の策定中だが、サッシの修繕は一窓20万円位、交換となると40万円位がかかり400戸を超えるマンションではとんでもない金額となる。たぶん次の大規模修繕まで申し送りになるのだろう。
そもそも断熱性に問題があるとされるアルミサッシを日本ではなぜ使い続けているのだろう。かつてカナダ勤務の時数軒のマンションで暮らしたがアルミサッシは一つもなかった。ハンドルを廻して窓を外に押し出したり、観音開きの窓ばかりでフレームも鋳物か木製のものがほとんどだった。アメリカやヨーロッパでも同様だった。最近では樹脂サッシ窓が中心で冬の寒さの厳しいイギリスやドイツ、韓国やアメリカでは新築の窓の3分の2以上が樹脂窓で、韓国では8割を占めている。アメリカでは半分の州でアルミサッシが禁止されている。アルミは樹脂の1400倍の熱を通してしまうとも言われている。日本でも北海道などでは樹脂窓の普及率が高いということは断熱性が評価されているということだ。私は国内で15回引っ越しを経験し、そのうちの10回はマンション暮らしだったが、10軒のマンションはすべてアルミサッシだった。

(町田昌弘氏の写真集より)
なぜこんなことになったのか。アルミサッシは3社の寡占状態で、加工もしやすく利益率のすこぶる高い製品だ。住宅ブームの時に各メーカーはアルミサッシの安価なことと耐久性を武器に住宅メーカーに働きかけ、ユーザーは窓のことなど気にせずに家やマンションを購入したということだ。住んでみると夏はアルミサッシは日差しを受けて熱くなり、冬は結露を招いてカビの発生を起こす。気づいた時は既に遅くマンションでは窓は共用部なので自分で取り替えることすらできない。おまけに夏の冷房代、冬の暖房費は跳ね上がる。樹脂窓と比べると室温が夏で2度高く、冬で4度低くなることが報告されている。ここを是正するだけどCO2の発生をかなり抑えられると思うのだが。
日本人は長い間自然に近いところで暮らし、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。」という徒然草の精神が少しは残っているのかもしれない。密閉性を嫌い、開放性を好むのは現在の都会生活では快適とは呼べない。硬質塩化ビニールの樹脂窓の普及と、遮音性と密封性で劣る引き戸でなく開き戸の普及を住宅メーカーと窓メーカーは真剣に考える時期に来ている。

窓には半透明フィルムを貼り、レースと遮光カーテンを使っているのだがそれでも暑い。エアコンを使わないと朝起きた時の室内温度が33度の時もあった。シーツと枕と掛布団は汗まみれ。マンションは密閉性と保温性に優れているとはいえ暑すぎる。YKKのデータによると夏の暑さの74%は窓から流入するのだという。冬の熱流出の50%も窓からだという。わが家でも夏暑く冬寒いので二重ガラス窓にしようかとか、内窓を設置しようかとか考えたがコストや見ばえを考えてまだ決断に至っていない。

現在住んでいるマンションも築31年目に入り窓に関するクレームも多い。窓の密閉性が劣化してすき間風が入る、サッシの遮音性が悪い、強風時にガタガタ鳴る、サッシのゴムパッキンの劣化がひどい、などなど。現在来年の大規模修繕に向けて修繕案の策定中だが、サッシの修繕は一窓20万円位、交換となると40万円位がかかり400戸を超えるマンションではとんでもない金額となる。たぶん次の大規模修繕まで申し送りになるのだろう。
そもそも断熱性に問題があるとされるアルミサッシを日本ではなぜ使い続けているのだろう。かつてカナダ勤務の時数軒のマンションで暮らしたがアルミサッシは一つもなかった。ハンドルを廻して窓を外に押し出したり、観音開きの窓ばかりでフレームも鋳物か木製のものがほとんどだった。アメリカやヨーロッパでも同様だった。最近では樹脂サッシ窓が中心で冬の寒さの厳しいイギリスやドイツ、韓国やアメリカでは新築の窓の3分の2以上が樹脂窓で、韓国では8割を占めている。アメリカでは半分の州でアルミサッシが禁止されている。アルミは樹脂の1400倍の熱を通してしまうとも言われている。日本でも北海道などでは樹脂窓の普及率が高いということは断熱性が評価されているということだ。私は国内で15回引っ越しを経験し、そのうちの10回はマンション暮らしだったが、10軒のマンションはすべてアルミサッシだった。

(町田昌弘氏の写真集より)
なぜこんなことになったのか。アルミサッシは3社の寡占状態で、加工もしやすく利益率のすこぶる高い製品だ。住宅ブームの時に各メーカーはアルミサッシの安価なことと耐久性を武器に住宅メーカーに働きかけ、ユーザーは窓のことなど気にせずに家やマンションを購入したということだ。住んでみると夏はアルミサッシは日差しを受けて熱くなり、冬は結露を招いてカビの発生を起こす。気づいた時は既に遅くマンションでは窓は共用部なので自分で取り替えることすらできない。おまけに夏の冷房代、冬の暖房費は跳ね上がる。樹脂窓と比べると室温が夏で2度高く、冬で4度低くなることが報告されている。ここを是正するだけどCO2の発生をかなり抑えられると思うのだが。
日本人は長い間自然に近いところで暮らし、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。」という徒然草の精神が少しは残っているのかもしれない。密閉性を嫌い、開放性を好むのは現在の都会生活では快適とは呼べない。硬質塩化ビニールの樹脂窓の普及と、遮音性と密封性で劣る引き戸でなく開き戸の普及を住宅メーカーと窓メーカーは真剣に考える時期に来ている。
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