野菜も値段が上がっているが果物も同等かそれ以上に高くなっている。わが家は朝食には必ずフルーツがつく。新婚旅行でカナダに行ったときに独身時代にろくな朝飯を食べていなかったため朝食のおいしさに驚き「うまい!」と言ったばかりにその時と同じ朝食が何十年続いている。パン、コーヒー、ヨーグルト、フルーツの4点セットだ。フルーツならサラダを作るより簡単だし。
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結婚して住んだのは新高円寺駅近辺だった。近くに三平ストアという低価格スーパーマーケットがあり、果物をいつも安く売っていた。リンゴや梨や柿など季節のフルーツがザルに4~5個のっていて200円だった。安月給だったので果物だけでなく食料全般をこのスーパーで買って随分助けられた。そんな昔と比べても仕方はないのだが、最近の果物の値上がりはひどい。今日も近所のスーパーでフルーツを選んだが、選択に悩んでしまった。秋の果物の中で梨は好きなもののひとつなのだが、1個で350円、2個で698円の値が付いている。最初に市場に出る幸水と比べると今の時期の梨は高いことは知っているが手を出しにくい値段だ。
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その他にも半年前は5個で398円だったキウイと4個で同じく398円だったグレープフルーツが共に498円に上がっていた。かつ値上げ幅を抑えるためか両方ともいつもより品質が下がっているような気がする。結局今日は4個で598円のネーブルオレンジを買ってきた。よく考えたらオレンジもこないだまで4個で398円だった。それが498円になり今では598円。それもサンキストなどの米国産はほとんど見かけなくなり、今日買ったものも南ア産だ。
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グレープフルーツもそうだがオレンジも南ア産はフロリダ産に及ばない。なぜ米国産を見かけなくなってしまったのだろうか。昔は車を輸出した船が手ぶらで帰るのはもったいないので安価な運賃で西海岸からフルーツを運んで帰った、という記事を読んだことがある。輸送費が安かったこともあるだろうが、最近は米国でも値上がりが激しいので日本が買い負けているのだろう。下図を見ると米国でもこの3年で約4倍になっている。
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為替レートも影響しているに違いない。2011年当時110円前後だった為替は今年は150円前後。去年398円だったものが598円になってもおかしくはない。輸入フルーツも国産の梨やリンゴもこんなに値上がりするのなら(国産品は猛暑と台風のせいで今年だけのことだと思いたい)、消費者は安い果物にシフトするか購入回数を減らすしか選択肢は残っていない。

農水省は「毎日くだもの200グラム運動」を提唱しているし、厚労省は令和14年度の果物摂取の目標値を200グラムと設定している。これはフルーツの摂取量が下がっているので農家保護のため国が動いているのだと思われる。ある調査でも果物の購入頻度は「ほとんど買わない」が1位で「週に1~2回」が2位となっている。この高値が続けば野菜より必需性の低い果物の購入頻度はさらに下がり、価格は上昇し買わなくなるという負のスパイラルに入り、我が家の朝食メニューに影響が出るかもしれない。