米はずっと魚沼産のコシヒカリを食べていた。2023年の作柄が良くなくて味が落ちた気がしたのでつや姫に変えた。名前の通りつやがあるし好みの典型的なSticky Riceだ。生協で買うと5キロで2300円位だった、2023年末までは。それから価格は上昇をはじめ2500円から2800円台へあがり、昨年夏には3500円に、そして10月には4082円と最高値となり今年の3月には4427円と記録を更新した。確かに今まで米は安すぎたのかもしれないが、いくらなんでも高すぎるので少し安いゆめぴりかに切り替えた。
しかし銘柄米の値段はさらに上昇し5キロ4700円から5000円が普通になった。老夫婦二人で米を炊くのは夕食だけなので5キロあればひと月は持つ。育ち盛りの子供を持つ家庭と比べると負担は少ないが理由が明確でないまま値上がりするものを買い続けるのも腹が立つ。多少味を犠牲にして5月は北海道産のななつぼしを、6月には茨木産コシヒカリを購入した。ななつぼしは4190円、コシヒカリは4319円だった。
そんななか農水大臣が更迭され小泉新大臣が就任した。矢継ぎ早に備蓄米を放出し近所のスーパーでも時々目にするようになった。しかしこれは抜本的解決にはならない。90万トンあった在庫は10万トンになりこれ以上の出荷はできない。秋の収穫も例年通りかそれ以下と予測されている。下図で分かるように日本の人口が増え続けていた2008年以前でもコメ離れが起きていて総需要量は下降トレンドだった。需要減に合わせるように価格維持のための減反政策をとってきたのだから生販のバランスはとれていると言ってもよい。新米の収穫が予想通りなら値段が下がる要素はまずない。

このトレンドを信じるならば昨年度は多少需要が上回っているもののパニックが起きるほどのことではない。米を切らすことができない外食産業が在庫を積み増していることはありうるし、それによる「不足感」が市場を混乱させているとも考えられる。政府は入札で販売した備蓄米30万トンが投機筋が抱え込んでいるとか、流通が目詰まりを起こしているとか、インバウンドで需要が増えたとか説明していたが、投機筋が抱えている量はさほど多くはなく、かつこれは高値になったことで起きた結果であり原因ではない。大手流通会社は目詰まりなどありえないと言っているし、インバウンド消費で悪者視された中国人は南部の中国人は米を食べるが北部の人は小麦粉で作る麺やマントウ(蒸し饅頭)が主食なのでそんなに米は消費していないと言う。
もうひとつ考えられるのは上記グラフの生産量の信憑性だ。生産量は玄米ベースで発表されるが、通常精米されるときに1割ほど胚芽部分が減る。前年は作柄が良くなく精米時に割れなどにより2割減ったという農家の報告もある。つまり生産量(玄米)と消費量(精米)の乖離が前年の作柄によって拡がったことが原因のひとつだ。また作柄が悪く精米したコメが小さくなると主食用ではなく外食用にまわされ、さらに小さいものは煎餅などの菓子用に使われることになり米不足の一要因にはなりうるらしい。
一部ではいまだ米は特別な主食と捉えられているが、家計調査を見ても米の購入金額は年2万7196円で、パンの3万4609円より21%も低く麺類(2万2114円)を加えた小麦製品の半分にも満たない。その小麦粉もキロ当たり352円と41%も値上がりし、パンだっていつも買っている超熟は168円から243円と45%も上がっている。それを全く問題視せず米の価格ばかり取り上げているメディアも少しは反省してもらいたい。ま、小泉大臣はメディア受けするキャッチーな発言をするし、テレビ局はスポンサーとして米屋よりパン屋を忖度する気持ちも分からないではないけどね。
しかし銘柄米の値段はさらに上昇し5キロ4700円から5000円が普通になった。老夫婦二人で米を炊くのは夕食だけなので5キロあればひと月は持つ。育ち盛りの子供を持つ家庭と比べると負担は少ないが理由が明確でないまま値上がりするものを買い続けるのも腹が立つ。多少味を犠牲にして5月は北海道産のななつぼしを、6月には茨木産コシヒカリを購入した。ななつぼしは4190円、コシヒカリは4319円だった。
そんななか農水大臣が更迭され小泉新大臣が就任した。矢継ぎ早に備蓄米を放出し近所のスーパーでも時々目にするようになった。しかしこれは抜本的解決にはならない。90万トンあった在庫は10万トンになりこれ以上の出荷はできない。秋の収穫も例年通りかそれ以下と予測されている。下図で分かるように日本の人口が増え続けていた2008年以前でもコメ離れが起きていて総需要量は下降トレンドだった。需要減に合わせるように価格維持のための減反政策をとってきたのだから生販のバランスはとれていると言ってもよい。新米の収穫が予想通りなら値段が下がる要素はまずない。

このトレンドを信じるならば昨年度は多少需要が上回っているもののパニックが起きるほどのことではない。米を切らすことができない外食産業が在庫を積み増していることはありうるし、それによる「不足感」が市場を混乱させているとも考えられる。政府は入札で販売した備蓄米30万トンが投機筋が抱え込んでいるとか、流通が目詰まりを起こしているとか、インバウンドで需要が増えたとか説明していたが、投機筋が抱えている量はさほど多くはなく、かつこれは高値になったことで起きた結果であり原因ではない。大手流通会社は目詰まりなどありえないと言っているし、インバウンド消費で悪者視された中国人は南部の中国人は米を食べるが北部の人は小麦粉で作る麺やマントウ(蒸し饅頭)が主食なのでそんなに米は消費していないと言う。
もうひとつ考えられるのは上記グラフの生産量の信憑性だ。生産量は玄米ベースで発表されるが、通常精米されるときに1割ほど胚芽部分が減る。前年は作柄が良くなく精米時に割れなどにより2割減ったという農家の報告もある。つまり生産量(玄米)と消費量(精米)の乖離が前年の作柄によって拡がったことが原因のひとつだ。また作柄が悪く精米したコメが小さくなると主食用ではなく外食用にまわされ、さらに小さいものは煎餅などの菓子用に使われることになり米不足の一要因にはなりうるらしい。
一部ではいまだ米は特別な主食と捉えられているが、家計調査を見ても米の購入金額は年2万7196円で、パンの3万4609円より21%も低く麺類(2万2114円)を加えた小麦製品の半分にも満たない。その小麦粉もキロ当たり352円と41%も値上がりし、パンだっていつも買っている超熟は168円から243円と45%も上がっている。それを全く問題視せず米の価格ばかり取り上げているメディアも少しは反省してもらいたい。ま、小泉大臣はメディア受けするキャッチーな発言をするし、テレビ局はスポンサーとして米屋よりパン屋を忖度する気持ちも分からないではないけどね。
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