無印良品の「発酵ぬかどこ」が売れているらしい。対前年比2倍だと言う。毎日かき混ぜなくても良い手軽さが受けたとか、コロナ禍で自炊が増え「ぬか女」が糠漬を楽しんでいるからだ、とも。

早速買ってみた。チャック付きポリ袋に1キロ入って890円。通常のぬか床より値段は高いが棚に並べるとすぐ完売になるらしい。抗菌性の高い乳酸菌を使って特許を持つ工場で製造しているからこの値段も仕方ないか。漬ける容器もいらないし、かき混ぜるのは週に一度でいいし、捨て漬けも不要とのことだ。SNS上では手軽で失敗しないだとか、キュウリやナスも良いけどアボカドやゆで卵を漬けるとおいしいとかの投稿も多い。
まず王道のキュウリを漬けてみた。いままで使っていたぬか床は一日では味が浅く二日だと濃くなるが色が褐変しておいしそうには見えなかったが、このぬか床は表示通り12時間から18時間でちゃんと漬かり色も鮮やかな緑のままだ。最初なので少し塩辛いがそのうち丸くなるだろう。今までもポリ袋でぬか漬けをしていたが厚手のチャック付きは便利だし補充用の少量ぬか床を売っているのもありがたい。確かにヒットする要素はいくつかある。

最近の無印は衣料や日用品より食品のヒットが多い。フライパンでつくるナン、ごはんにかけるシリーズ、ひとくちスウィーツ、コオロギせんべい(食べる気はしない)などあるが一番はやっぱりレトルトカレーだろう。先日もTV番組で無印のレトルトカレーのランキング特集があった。他にはないユニークなカレーが多く、評者の料理人たちもスパイスの使い方が素晴らしい、辛味・酸味・旨味のバランスが良い、レトルトを超えた、黙って出されたらレトルトとは思えないなどと絶賛だった。
驚いたことに無印良品では製品発売の前に市場調査は実施しないという。製品デザイン設計時の顧客アンケート実施、消費者の声の収集、聞き取り、観察を基に開発を始める顧客参加型開発が主流だ。開発のために消費者とのコミュニケーションを図る「くらしの良品研究所」も設立されている。開発段階で顧客の声を聴くので開発後はテストの必要がないということなのかもしれない。レトルトカレーもカレーを主食とする国々を廻り、材料や作り方だけでなく現地風の食べ方まで学び、日本に帰ってそれを再現する作業からあの製品群が生まれたとのことである。試食を何度も繰り返して消費者テストをすることはない。もし実施したら日本で馴染みのない味ならば高評価を得られず消えていくのが運命なのかも知れない。
自分が30数年やってきた製品開発とはずいぶん異なる。外資では消費者テストを繰り返しコンセプトとの合致度、受容性や購買意向率を高めるよう製品改良を行い、平均点が高い製品にするように努力する。万人受けする製品はできるが、なかなか尖がった製品は生まれにくい。無印のやり方は、消費者が想像もできないものを製品化して驚かせるのだから調査には意味がないというアップルの考え方に多少通じるところがあるかもしれない。どちらが優れているとは言えないが競合の激しい分野では無印の方法は有効だろうと思う。
さ、卵もゆでたしアボカドも買ってきたのでぬか床に漬け込むとしよう。

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早速買ってみた。チャック付きポリ袋に1キロ入って890円。通常のぬか床より値段は高いが棚に並べるとすぐ完売になるらしい。抗菌性の高い乳酸菌を使って特許を持つ工場で製造しているからこの値段も仕方ないか。漬ける容器もいらないし、かき混ぜるのは週に一度でいいし、捨て漬けも不要とのことだ。SNS上では手軽で失敗しないだとか、キュウリやナスも良いけどアボカドやゆで卵を漬けるとおいしいとかの投稿も多い。
まず王道のキュウリを漬けてみた。いままで使っていたぬか床は一日では味が浅く二日だと濃くなるが色が褐変しておいしそうには見えなかったが、このぬか床は表示通り12時間から18時間でちゃんと漬かり色も鮮やかな緑のままだ。最初なので少し塩辛いがそのうち丸くなるだろう。今までもポリ袋でぬか漬けをしていたが厚手のチャック付きは便利だし補充用の少量ぬか床を売っているのもありがたい。確かにヒットする要素はいくつかある。

最近の無印は衣料や日用品より食品のヒットが多い。フライパンでつくるナン、ごはんにかけるシリーズ、ひとくちスウィーツ、コオロギせんべい(食べる気はしない)などあるが一番はやっぱりレトルトカレーだろう。先日もTV番組で無印のレトルトカレーのランキング特集があった。他にはないユニークなカレーが多く、評者の料理人たちもスパイスの使い方が素晴らしい、辛味・酸味・旨味のバランスが良い、レトルトを超えた、黙って出されたらレトルトとは思えないなどと絶賛だった。
驚いたことに無印良品では製品発売の前に市場調査は実施しないという。製品デザイン設計時の顧客アンケート実施、消費者の声の収集、聞き取り、観察を基に開発を始める顧客参加型開発が主流だ。開発のために消費者とのコミュニケーションを図る「くらしの良品研究所」も設立されている。開発段階で顧客の声を聴くので開発後はテストの必要がないということなのかもしれない。レトルトカレーもカレーを主食とする国々を廻り、材料や作り方だけでなく現地風の食べ方まで学び、日本に帰ってそれを再現する作業からあの製品群が生まれたとのことである。試食を何度も繰り返して消費者テストをすることはない。もし実施したら日本で馴染みのない味ならば高評価を得られず消えていくのが運命なのかも知れない。
自分が30数年やってきた製品開発とはずいぶん異なる。外資では消費者テストを繰り返しコンセプトとの合致度、受容性や購買意向率を高めるよう製品改良を行い、平均点が高い製品にするように努力する。万人受けする製品はできるが、なかなか尖がった製品は生まれにくい。無印のやり方は、消費者が想像もできないものを製品化して驚かせるのだから調査には意味がないというアップルの考え方に多少通じるところがあるかもしれない。どちらが優れているとは言えないが競合の激しい分野では無印の方法は有効だろうと思う。
さ、卵もゆでたしアボカドも買ってきたのでぬか床に漬け込むとしよう。
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コメント
コメント一覧 (2)
ナス、蕪、人参、キャベツ、もちろんきゅうりも!毎日が楽しくなりました。
今度は赤蕪の予定です。
情報ありがとうございました😆
mktrojin
が
しました
ひと月以上たってすこし漬かりが悪くなってきたので先日追加の糠を250g買ってきて足しました。
mktrojin
が
しました