三島食品の「ゆかり」は我が家の常備品のひとつだ。ふりかけだけれどおにぎりにも使えるし結構重宝している。その割には知らないことが多い。三島って言うから静岡かと思ったら広島の会社だった。ゆかりに三姉妹がいることも知らなかった。さっそく近所の店で「あかり」は見つけたが「かおり」は不在だった。その代わり「うめこ」を手に入れた。パッケージの裏面に「ゆかり誕生50年」とあるように「ゆかり」は1970年発売の長女で、1984年生まれの「かおり」が次女、2010年に発売された「あかり」が三女という感じだ。「うめこ」は昨年生まれたばかりの乳児かな。IMG_4185 (2)
新製品の「うめこ」は「ゆかり」の50周年記念商品の「減塩ゆかり」の発売と重なってしまいネットでは不運なうめこの物語として語られたらしい。しかし長女や次女と比べて中身や味を想像しやすいネーミング、乾燥梅干しのような味と大きめの素材で口さみしい時のちょっとしたおやつにもなる利点がが受けてか予想以上に売れているようだ。この2月1日には初めて男の名前の「ひろし」が発売になると先月発表があった。地元の広島菜を使ったふりかけとのことだが、近所のスーパーではまだ取り扱いがない。

どうも三島食品は製品にまつわるストーリーを作ったりそれをメディアで流す術に長けているようだ。競合と目される丸美屋の「のりたま」や永谷園の「おとなのふりかけ」と比べるとマスメディア広告量が少ないのでアイデアで勝負をしなくてはならないのだろう。例えば「ゆかり」と比べると知名度が低い「かおり」と「あかり」を三姉妹と位置づけ、パッケージも統一感を出せるように修正した。するとふりかけ三姉妹としてSNSで取り上げられるようになり、三品を並べて展示する販売店も増えたとのこと。その後エースコックや飲料メーカーとのコラボ商品を開発・販売しメディア露出が増えた。そこに「うめこ」が加わり四姉妹となり、今度は「ひろし」だ。「うめこ」発売時にはなぜ三姉妹のように「り」で終わる名前でないのだ、「ひろし」発表時はなぜ男なのだ、兄弟なのか「ゆかり」の恋人なのかと話題になった。

多分インフルエンサーを使っているとは思うのだが、次々と話題を提供する姿勢はすごい。「ひろし」も勝手に広島菜大使を名乗るなどメディアに引っ掛かる手を打っている。
ただ現在は巣籠需要で販売は伸びているようだが、白米の消費は減少傾向だし、競合は強力だし、横展開(フレーバー・エクステンション)にも限界はあろう。現在「ゆかり」だけでも14SKUあり、その他のふりかけや混ぜごはんの素を含めると売り上げ規模の割に製品数が多すぎる。成長を維持するためにはSKUを整理し、「あかり」で推進しているようなパスタやピザなどの非米飯使用や、お茶漬け市場などへの更なる浸透が必要かもしれない。



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