マーケティング爺のひとりごと

外資系7社でチューインガムから抗癌剤までのマーケティングを生業としていた引退老人です。使えそうなデータや分析、気になった出来事、思い出、日々思うことなどをボケ防止のため綴っています。にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
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タグ:ミノキシジル

その1で書きましたがある女医さんのサイトで紹介されていた皮膚科学会のガイドラインが推奨している成分に従って、花王サクセスバイタルチャージ、ライオン薬用毛髪力イノベート、カロヤンプログレEXO、資生堂薬用アデノゲンの順で育毛剤を試そうと、まず花王のバイタルチャージから始めました。半年間毎日二回頭皮に振りかけマッサージをしたのですがなんらの効果の気配さえ見えず、逆にマッサージで抜け落ちる髪の方が多いような気がしたので半年で中断しました。次の選択肢であるライオンのイノベートは終売のようなので、カロヤンプログレに切り替えようと思ったのですが、プログレは安売り店で買っても月4000円かかるので、それならばロートのリグロEX5が同等の値段なので一気に最終選択肢であるミノキシジルにスイッチしました。こっちは育毛剤でなく発毛剤ですし、皮膚科学会の推奨度A(行うよう強く勧める)ですものね。
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同じミノキシジル5%製品でも大正のリアップが強すぎるせいか、後発のロートは最近値下げをし、かつ「次回予約コース」で4本セットを購入すると4本で15,840円なので一本3,960円と育毛剤より安く、おまけに1540円のシャンプーまで付いている。こちらも少なくとも4か月は使い続けてほしいと書いてあります。で、毎日朝晩の2回使っています。リアップもそうらしいのですが、容器がよくできている。逆さにするとちょうど1mlだけ出てきて出口に溜まり、頭皮に押し付けるとカチッと音がしてそれ以上は出てきません。トントンと20~30回頭をたたけばおしまい。先端はゴム製なので痛くもなく、垂れることもなく、サクセスのように皮膚が赤変することもありません。ちょうど30日で一本が空になります。マッサージも不要で、逆につけたあとは皮膚に触るなと書いてあります。楽ちん。

そうやってお約束の4か月がたちました。一か月目はつけたあとマッサージもしないのでなんだか頼りなく効果があるんだろうかと思いながら使いました。ただバイタルチャージのように髪がべったり肌につかないので地肌が透けて見えず髪が密になったような印象はありました。印象だけですが。

二か月目。おまけのスカルプシャンプーを併用し始めました。シャンプーするときはまず指の腹で頭皮をずらすようにマッサージし、次に長年使い続けているいつものシャンプーブラシで洗います。頭皮の皮脂が取れるような気がします。洗髪後はミノキシジルの吸収もいいのではと思いますしね。私が気になっているのはM字で特に左側が薄いのですが、ここに集中的に散布するのですが、やりすぎると液だれしたり髪に付いて頭皮に達しないこともあるので床屋に行って髪を短くし塗りやすいようにしました。バイタルチャージの時よりはM字が気にならなくなった気がします。
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三か月目。ネットで読んだのですが、ミノキシジルは塗ったところだけでなく他の部位での発毛・育毛の効果があるとあったので左側面だけでなく、頭頂部や右側面にも同じように散布するようにしました。そりゃそうですよね、もとは高血圧用の降圧剤として開発されたので血管を拡げる作用があり、血行を良くするとともに毛乳頭細胞に働きかけるのが作用機序らしいから。少し髪が密になったような気がします。一本一本の髪が太くなったのかもしれません。洗髪して乾かした後ペチャっとなったのが気にならなくなりました。

ちなみに先日ニューヨークタイムズにもミノキシジルの内服での効果の記事が掲載されていました。ほとんどの発毛剤は効果がないが、実は安価な治療法がある。ミノキシジルの頭皮への塗布ではなくごく低用量のミノキシジルを内服するというものです。FDAが内服を承認していないので適応外処方となるが多くの皮膚科医が使用しているとのことです。毛根さえ残っていれば男性でも女性でも発毛効果はかなり高いそうで、かつ血圧への悪影響も見られなかったとあります。ただ低用量で効果があるので一日あたり数セントで済んでしまうため、製薬メーカーは何千万ドルもかけて効果を立証するための臨床試験をすることはないだろうというのが結論でした。ネットにはミノキシジルの内服薬も売られています。効果はありそうですが怖くて手が出せません。

四か月目。毎日朝ぶろに入った後、髪を乾かして塗布します。夕食後に二度目の塗布。本つげ椿油仕上げのブラシでのブラッシングも欠かしません。何をしても長続きしない三日坊主ですが、これだけは四か月間毎日欠かさずに続けています。下の写真はPre-Postです。散髪時に梳くのを少なくしたのと髪が少し伸びたせいもあるので効果があったと単純には断言できませんが、M字が気にならなくなったのは確かです。このまましばらく使い続けようと思います。

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まだ普通に髪はあるのだけれど若いころと比べると相当寂しくなりました。育毛剤の有料サンプルを何品か取り寄せて使ってみたけれど効果は見られない。一本で効くわけはないのですけどね。効果がなければお代は頂かない、と謳っていた製品は使用頻度や効果をメモして一本使い切ったが結局払わずに済ませました。

育毛剤を使うのはこれが初めてではない。20年位前にもドラッグストアで名の知れた製品をいくつか試したことがあります。いい値段をしていても即効性は当然ながら全くない。髪の毛は遺伝の要素もあるのだろうが、親父は50過ぎに髪は白くなったが薄くはならなかった。自分もそうなるだろうと思っていたが、白髪はちらほらあるくらいだが髪は細くなるし量も減るし、久しぶりに会った昔の同僚にちょっと薄くなったねと言われたりして気になり始めた。16708372_1310233189043497_7200103895968056736_n (2)
また無駄に金を失いたくないから今度は少し調べた。最終的にはある医師のサイトにたどり着き、そこでほとんどの製品は有効性のエビデンスを持っていないこと、返金保証つきの製品は信用できないことなどを知りました。このサイトでは日本皮膚科学会が含有成分の推奨度を根拠に育毛剤をランク付けしています。

日本皮膚科学会が男性用および女性用脱毛症診療ガイドラインで推奨している外用薬の成分は下記のものです。

推奨度A(行うよう強く勧める)ミノキシジル
推奨度B(行うよう勧める)アデノシン
推奨度C1(行ってもよい)カルプロニウム塩化物t-フラバノンサイトプリンおよびペンタデカン、ケトコナゾール

この中でミノキシジルは育毛剤ではなく発毛剤なので、育毛剤としては次の5製品が推奨製品として挙げられています。このサイトによるとAGA生活は長く続くので、発毛の根拠のある成分のなかで弱いものから使用することを勧めています。

5.花王サクセスバイタルチャージ
4.ライオン薬用毛髪力イノベート
3.カロヤンプログレEXO
2.資生堂薬用アデノゲン
1.ペルソナ

つまり最初は効果の発現は弱いかもしれないが成分(t-フラバノン)の発毛促進効果が認められていて価格が非常に安いサクセスのバイタルチャージから始めなさいというものです。早速買ってきました。2300円でしたね。ついでに同じ成分が入っているサクセスの育毛トニックも買いました。ちなみにイノベートは終売したみたいだし、上記5製品の中でカロヤンプログレだけが医薬品で残りは医薬部外品、1位のペルソナは事前の遺伝子検査で体質に合った処方の育毛剤を選んでくれるというものです。でもこの製品には皮膚科学会が推奨する有効成分は入っていないようなのでちょっとした矛盾です。ひと月に約1万円の出費になります。
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サクセスバイタルチャージを使い始めて3か月。これだけではなんとなく頼りないのでトニックも併用しています。指の腹でマッサージをしろと書いてあるが以前買った
パナソニックの音波頭皮ブラシと頭皮エステを使っています。最初のうちは朝晩にチャージを使いその間にトニックを2回使っていましたが(1日4回)毎回20本くらいの毛髪が抜けるので最近はチャージの直後にトニックを使います(1日2回)。当初これが初期脱毛かも?と思ったがいまだに同じくらい抜けている。ま、髪のサイクルは3~5年だから10万本あるとして一日に100本近く抜けても普通なのでしょうね。抜けているのは細い髪のようなので次に生え変わるのが太いことを期待しましょう。
今のところ髪が増えた実感はありません。M字を危惧しているのですが生え際も変化はない。しかしなんとなく髪の毛が立ってきたような気がする。単に髪に粘性のある育毛剤がまとわりついて剛性が上がっただけなのかもしれないが。あと3か月は使ってみよう。それで駄目ならプログレ、アデノゲンと上位機種?に切り替えるか医師が勧める遺伝子検査のペルソナにするしかないかも。値段も4000円、7000円、10000円と上がってしまうけど。

ミノキシジルは最終選択でしょうね。本当は飲むミノキシジルの方が効果は高いらしいが専門家は推奨していないし、もとが血管拡張薬なので医者によっては髪を選ぶか命を選ぶかと脅かす人もいる。リアップは7000円だけど最近出たロートのリグロEX5は値下げして定期コースなら約4000円だから部外品並みの値段になりましたね。


日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインは下記で見られます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/13/127_2763/_pdf/-char/ja




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