マーケティング爺のひとりごと

外資系7社でチューインガムから抗癌剤までのマーケティングを生業としていた引退老人です。使えそうなデータや分析、気になった出来事、思い出、日々思うことなどをボケ防止のため綴っています。にほんブログ村 経営ブログ 広告・マーケティングへ
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タグ:調査会社

https://www.slideshare.net/Mooming/marketing-research-153740991


クリックするとプレゼンテーション資料が表示されます。
マーケティング・リサーチに関する29ページのスライドです。
(旧)株式会社 リサーチ・インターナショナル・ジャパンの資料などを基に作成しています。




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先日まで2年間わが家のテレビには視聴率メーターがついていました。ビデオリサーチのではなく、シングルソース・パネルと呼ばれるテレビの視聴状況、ネットのサイト接触状況、毎日の買い物をバーコードスキャンする家計簿調査の三つを同一サンプルで調べ、情報接触と購買行動の因果関係を探ろうというものです。写真の右下にあるのがリモコン受光器とルーターです。青いランプが私、赤いランプが家内が見ていることを表します。見ているチャンネルは5チャンネル。全ての情報はルーター経由で調査会社に即時送られます。昔の視聴率調査は週一回調査会社がパンチテープを回収に来たり、深夜3時ころ自動電話回線で送ったりしたものですが、すごい進歩です。
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2年で終了と言うことは毎月24分の1づつサンプルを入れ替え、入れ替えに伴うデータの変動を最小化しながら2年で全サンプルを構成し直すためです。(ちょっと前に問題を指摘された厚労省の勤労統計調査もこのように少しづつサンプルを入れ替えていけばよかったのに。)サンプルローテーションをちゃんとしているこの調査会社はまあ信用できます。大手でも10年以上ローテーションしないで同じサンプルパネルからデータをとっている会社もありますから。

それとも調査が終了したのは70歳以上の高齢者のデータが不要なのでは、と考えたりもします。私は数社の調査モニターに登録していますが、最近年齢や職業(無職)を入れるとそこで終了する調査が多くなりました。もうデモグラフィックだけでは消費者を捉え切れないし、この年代は団塊世代を中心に人口的にも無視できないボリューム層でもあり、大金はなくとも小金は持っていて購買行動も比較的活発な世代なのにね…
調査会社の人は、ネット調査などに参加している高齢者は妙に過敏で代表性に欠けるような気がすると言います。確かにわが家のメディア接触と購買行動もも母集団から少しずれているかもしれないけど。



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